ソロス理論

2011年2月14日
☆ 反射理論(Reflexivity Theory)


リフレックスちう名詞は光の反射や鏡に映った像,動物の条件反射、
せやなかったら人が何ぞの結果について反省することを意味しまんねん。

ソロスの場合、「事物や相場が動いた結果が人々の思考に影響を与え、それが彼らに行動を起こさせ、
その結果がさらにまた思考に影響を与えて行動に影響する」ちう連鎖を言っとるものと思われまんねん。

安定しとる相場で強力な仕手が介入してきた場合やらなんやらが典型例や。
またバブル時代の土地担保融資のように、
借りたお金で土地を買い漁れば土地が値上がりして担保価値が増え、
さらに借金を増やして土地に注ぎ込むからさらに土地が上がるちう循環もよい実例や。
株の信用取引も同様や。

ある一方にサイクルがどんどん進んで「行き着くトコまで行ってしまう」のであるんや。



☆ 自己強化サイクル


ソロスによれば、相場を動かす原動力ぱ(ファンダメンタルズから生まれる)潜在するトレンドと
(それをベースにして生まれた投資家の)優勢な期待のバイアスであるんや。
これらが再帰的に作用してトレンドを進行させるのや。

せやけど、これらは相場の水準や外部環境の変身によっていつの間にか方向性が変わってしまいまんねんわわ。
次のような特徴が株式、通貨、商品、土地に共通して見られまんねん。


[1] トレンドが長く続けば続くほど、投機的行動の累積効果がファンダメンタルズに影響してきまんねん。

[2] 期待のバイアスはトレンドの後を追って形成されまんねん。
  トレンドが長く続くほど、期待が強化されて信念に変わってきまんねん。

[3] 定着したトレンドは、結局、行き着くトコまで行ってしまいまんねんわわ。



☆ 自己強化サイクルのステップ


[1] まだようけの目には不明瞭やけどトレンドが発生するちうわけや。

[2] トレンドを発見した投資家により自己強化プロセスが動き出す。

[3] 方向性のテストが何回か繰り返されるが、結局、確認されるちうわけや。

[4] 方向性に対する信頼感が増幅されるちうわけや。

[5] その結果、現実と認識のギャップを顧みなくなるちうわけや。

[6] クライマックス的上昇または下落が起こるちうわけや。

[7] 行き過ぎへの強い反省と反対方向への自己強化プロセスが始まるちうわけや。


相場過熱時の逆張りのリスクが高いのは、
現実よりも信念で動く投資家のエネルギーに圧倒されてしまうことが多いからや。

要するになあ逆張りに不和雷同する人はおらへんけれども、急騰相場に乗ろうとする人はたくはんおるからや。

新たな投資家は気迫の強いほうに乗りたくなるんや。


株式投資に関するまめ知識や!

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